トウブドロガメの飼育方法などについてまとめています。
トウブドロガメを初めて飼育する・飼育したいという方は参考にしていただければと思います。
管理人も飼育している種で現在繁殖に挑戦しようかなともくろんでいます
来年くらいにはそのことも記載していく予定です。
目次
トウブドロガメとは
トウブドロガメとはドロガメ科ドロガメ属に属すカメで生息する以下の3種類に分類されます。
- ミシシッピドロガメ
- トウブドロガメという名前で販売されているもののほぼ全てがこちらのミシシッピドロガメと思って間違いないです。
頬に黄色い線が入りミシシッピニオイガメに似ていますが、分かる人が見れば顔を見れば一目瞭然ですし腹甲部を見ても蝶番があるのですぐに判別することができます。
本種ではもっともポピュラーな種であり値段も他の2種とくらべると安価で購入することができます。 - フロリダドロガメ
- フロリダ半島に生息する為、野生種は保護の対象となっており採取が禁止されているので他の2種よりも流通量が少ないです。
ペンシルベニアドロガメとの区別がつきにくく頭部の模様が美しく、巨頭に育つ傾向にある。 - ペンシルベニアドロガメ
- 基亜種になりますが、ペンシルバニアには興味が無いのでよくわかりません。すみません(;´Д`)
トウブドロガメの基本情報
学名:Kinosternon subrubrum
生息地:アメリカ合衆国
大きさ:13cm程度
寿命:20~30年程度
販売価格:2500円~数万円
トウブドロガメの飼育方法
ここではトウブドロガメ特にミシシッピドロガメの飼育方法を紹介していますが、ここに書いてあることが全てではありません。
最低限これだけは用意して飼育してください。という内容になっています。
トウブドロガメの水槽サイズは?
トウブドロガメはそこまで大きくなる種類ではないため、60cm水槽であれば十分飼育が可能になりますが、よく水底を歩き回っているのを確認しますので広いほうがいいと思います。
水深は甲羅が隠れる程度の深さでもいいのですが、現地では水深3mくらいの所にも生息していますので深くても問題ありません。
ただ、その場合は足場を作ってやり水面まで泳がなくても息継ぎができるようにしてあげてください。
ミドリガメのように水面に浮かびながら息継ぎをするのが苦手です。
また広いほうが多頭飼育している場合、逃げる場所などがないと弱い個体が一方的にいじめられたり、引きこもりのような性格になってしまい隠れてじっとしていることが多くなります。
トウブドロガメはドロガメの中でも温厚と言われていますが、個体によってはかなり攻撃的な性格をしているものも居ますので他の個体に噛み付くなどしているのを確認した場合は多頭飼育はやめて単独飼育に切り替えるようにしてください。
聞いた話でベビーサイズの頃から多頭飼育していれば比較的大丈夫とのことだったので実践してみましたが、私の家ではだめでした。
トウブドロガメに陸地は必要?
トウブドロガメに限らずドロガメはニオイガメに比べてよくバスキングをおこないます。
陸地は水面ギリギリにするのではなく、水面からある程度の高さになるようにしてください。
せっかくトウブドロガメが上陸してバスキングしても表面張力により体がいつまでたっても乾かないためです。
体や甲羅をバスキングすることによって乾燥させて、皮膚病や体温を温めています。
必ず甲羅だけでなく手や足などの皮膚も乾燥できるようにしてあげてください。
うちのドロガメは上陸してるの見たこと無いぜ!という方でも陸地は設置しておくべきだと思います。
それができないのであれば毎日とは言いませんが2.3日に1度位はベランダなどで日光浴させるようにしたほうがいいです。
トウブドロガメに紫外線ライトは必要?
トウブドロガメに紫外線ライトは必ず必要というわけではありませんが無いよりあったほうがいいと思います。
紫外線(UVA、UVB)を浴びることで食欲を増進させたり、体内でビタミンD3を生成しますので甲羅の成長をサポートする働きがあります。
と偉そうなことを書いていますが、ウチでは2日に1回ベランダで日光浴をさせていますので設置していません。
トウブドロガメにヒーターは必要?
トウブドロガメを一年中観察したい・冬眠させたくない・生まれて1年未満などの場合はヒーターを設置するべきだと思います。
自然に近い形で飼育したい・繁殖を狙っているなどの理由があるなら別ですが、そうでなければ無駄なリスクを避けるためにも寒い季節はヒーターを設置したほうがいいです。
トウブドロガメの餌
トウブドロガメの餌ですが基本的には何でも食べますが亀の人工飼料をメインになるように与えておくと楽です。
たまにレバー、乾燥エビ、赤虫、生き餌などを与えてあげると狂ったように食べますが、嗜好性の高い餌ばかりあげていると普通の人工飼料を食べなくなることがありますので注意が必要です。
私の飼育しているトウブドロガメだけなのかもしれませんが他の亀に比べてグルメな気がします。
トウブドロガメの繁殖方法
トウブドロガメの繁殖について後日記載していく予定です。